2025.07.01

終末期という考え方

治療計画を相談するときに、どの年齢の方に対してもお話しするのが
「終末期にどうありたいか」
ということを考えてみてほしいということです。

一見綺麗な歯並びをしている20代の方でも、歯列のバランスが崩れ噛み合わせの不調和により一部分の歯だけが負担を強いられている状況であれば矯正治療を検討しましょうと伝えます。
たくさん歯が残っていらっしゃるご高齢の方でも、根が割れるリスクの高い奥歯があるようであればいつまでその歯を残しておくかを相談してみたりしています。
自分自身も矯正治療を行なって、かなり口腔内のバランスはよくなったと思いますし、自分が要介護状態に入るときには、ケアをしてくれる人が簡単にケアしやすい口腔内環境でいたいと思っています。

誰一人として同じ口腔内はなく、治療も正解は一つだけではなく、歯医者任せにはせずまずはご自身で一度どうありたいか考えてみることが大切だと思っています。

まずは口腔内の環境を整えること。

うちの治療はそこから始まります。
その基本治療の間にいろんなお話をして、お互いがどうしていきたいのかを相談して決めていけるよう、信頼関係を築いていきたいと日々診療しています。

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